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DV・ストーカー保護資料を誤って相手に送付し情報流出 安全への影響懸念【青森県】

青森県三戸郡南部町において、住民基本台帳事務に関連した個人情報が流出したとみられている。

流出が発生したのは、2024年12月20日で、支援措置対象者の相手方に対し、誤って戸籍の附票の写しを交付。
これにより対象者の住所が流出したという。
支援措置は、DV(ドメスティック・バイオレンス)、ストーカー行為、児童虐待などの被害者を保護するための制度を指す。
原因は、支援措置の申出があったにもかかわらず、担当者がシステム上で証明書発行を制限する処理を行わなかったこととされており、相手方からの交付請求に対して誤って証明書を発行する事態となっている。

南部町は対応として、職員が支援措置対象者の自宅を訪問し、経緯説明と謝罪。
また、対象者の転居に向けた対応を進めるとともに、警察署と協議のうえ安全確保策を講じているという。
今後は支援措置の申出があった際に、速やかにシステムへ制限を設定するほか、複数の職員による確認を義務づける方針とのこと。
また、処理記録を残すことで管理を徹底し、同様の事案の再発を防ぐという。

【参考記事】
住民基本台帳事務における支援措置対象者の個人情報漏えいについての報告
https://www.town.aomori-nanbu.lg.jp/