資料ダウンロード

1,683名分の学生データを誤って共有 学内で情報流出の事態【法政大学】

2024年10月19日、法政大学の教員が、学生情報の誤ったデータ共有をしたため情報流出が発生した。

公表では、本来共有が禁止されているファイルを、学生と教員が共有するファイルサーバーに誤って保存したというもので、1,683名分の個人情報がサーバー内で一時的に閲覧可能な状態になったと説明されている。
誤って共有されたデータとして、学生氏名や学生証番号、成績評価、所属研究科などが含まれていた。
原因として、専任教員が個人情報を含むファイルをUSBメモリにコピーしたことが挙げられており、USBメモリからデータをファイルサーバーに誤って保存してしまったという。
本来、個人情報を含むファイルは共有が制限された環境でのみ保管されるべきだったものの、共有可能なファイルサーバーに保存されたため、関係者がその情報にアクセスできる状態になったと報告されている。

大学は問題発覚後、ファイルサーバーからデータを削除し、閲覧できないことを確認している。
公表時点で情報流出の二次被害に関する報告はないとされている。
対応として、在学生および卒業生への個別謝罪やファイルサーバー利用者への個人情報保護の徹底、個人情報を含むデータの管理体制の強化を進めている。

【参考記事】
https://www.hosei.ac.jp