トラクターやコンバイン、田植機などの農業機械や関連機器の製造・販売を展開している「井関農機」で、ランサムウェア被害が確認された。
井関農機社の公表によると、被害が出たのはグループ会社の「ヰセキ北海道」だった。
ヰセキ北海道のサーバーが不正アクセスを受け、暗号化されたデータが存在することが判明。
影響範囲や情報流出の可能性については、外部専門家の協力を得ながら調査が進められている状況とされている。
現時点で、同社の他グループへの影響は確認されていないとされている。
井関農機は対応として、社内ネットワークを基幹システムから一時的に切り離しと被害拡大を防止。
個人情報保護委員会や警察などの関係機関に報告し、セキュリティ体制の強化と再発防止策の実施を進めているという。
今後については復旧作業を優先しつつ、新たな事実が判明した場合には迅速に公表する予定としている。
なお、業績への影響については現在精査中で、必要に応じて追加情報が提供される見込み。
【参考記事】
https://www.iseki.co.jp/