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千葉市、43名の個人情報記載された予診票を紛失 医療機関からの問い合わせで発覚

千葉市で、高齢者インフルエンザ予防接種に関する個人情報が紛失する事態が発生した。

市の公表によると、委託先の協力医療機関が予防接種を受けた一部の高齢者が記入した予診票を紛失したという。
紛失の発覚経緯として、2024年4月に医療機関から千葉市に高齢者インフルエンザ予防接種に関する請求問い合わせがあり、詳細な聴取から2023年11月以降に接種した予診票の一部が紛失していることが判明。
予診票紛失の原因として、医療機関内での事務引継ぎや文書管理の不徹底が挙げられており、医療機関内で千葉市への請求事務作業を行う過程で、職員間の情報共有や文書管理が十分に行われず、紛失につながったとされている。
なお、予診票には接種者43名の氏名、住所、生年月日、既往歴といった個人情報が含まれていた。
公表時点で情報流出は確認されていないものの、依然として発見に至っていない。

千葉市は予診票紛失事案に対し、対象者に対して書面で経緯の説明と謝罪を行い、予診票の紛失が発生した協力医療機関も対象者に直接謝罪を行っている。
今後の対策としては、全ての予防接種協力医療機関に対し、個人情報管理の徹底を改めて周知し、注意喚起を行う方針を示している。

【参考記事】
高齢者インフルエンザ予防接種予診票の紛失事案の発生について
https://www.city.chiba.jp/sogoseisaku/shichokoshitsu/hisho/hodo/kisya2410.html