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都内計3校で326名の氏名や成績情報流出のおそれ 講師がサポート詐欺被害 

東京都内の都立高等学校に勤務する講師がサポート詐欺遭遇し、同講師の私物パソコンに保存されていた生徒の個人情報が流出した可能性が明らかになっている。

事故が発生したのは2024年7月28日、同講師が自宅で私物パソコンを使用中に突然警告音とともに「パソコンが狙われている」との表示が現れたという。
講師は表示された電話番号に連絡し、指示に従ったところ、パソコンが遠隔操作される事態になっている。
指示に従い銀行口座の残高を確認するよう求められたものの、個人情報を含むファイルが操作された形跡はなかったという。
7月30日に講師が勤務校に連絡し、状況が判明。
その後の調査で、計3校に在籍する326名の生徒の氏名や成績などの個人情報が流出した可能性が確認されている。
公表時点で、二次被害は報告されていないとのこと。

その後の対応として、警察への相談や、被害のあったパソコンを初期化するなど実施。
また、被害対象とされる生徒の保護者に対しては、学校から説明と謝罪が行われている。
都教育委員会は、学校現場における個人情報の取り扱いについて再度周知徹底を図るとともに、私物パソコンの使用を原則禁止する方針を改めて強調している。

【参考記事】
都立高等学校における個人情報に関わる事故について
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2024/