土木工学や建設技術に関する研究開発を行う「国立研究開発法人 土木研究所」において、不正アクセスによる情報流出が発生した可能性が確認された。
不正アクセスの発覚は2023年6月8日で、同研究所のスパムファイアウォールのファームウェアに脆弱性と不正な通信ログが判明した。
これにより情報流出が懸念されており、2023年5月から2023年6月までの間に同研究所が受信したメールデータが対象とされているが、具体的な内容は件数などの詳細は明かされていない。
土木研究所は影響対象者には個別での連絡を実施しており、同研究所を装った不審なメールが送付される可能性について注意喚起も行っている。
なお、流出した情報が不正利用された事実は確認されていないとのこと。
土木研究所は今後の対策として、関係機関と連携してインシデントに対し迅速かつ的確に対応できる体制強化を進めるとしている。
【参考記事】
令和 5 年 6 ⽉に発覚した個⼈情報の漏洩の恐れに関する事案の経緯及び講じた対策の詳細についてご報告
https://www.pwri.go.jp/
