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東京海上日動社員、約35,000件の顧客情報を不正に持ち出し 金融庁から報告徴求命令

2024年8月15日、東京海上日動火災保険の社員が保険代理店である「FPパートナー(FPP社)」で取り扱われていた顧客情報を不正に持ち出していた事実が確認された。
流出した情報には、契約者の氏名、住所、電話番号、生年月日、証券番号、保険種類、保険始期・満期、保険料、保険会社名など約35,000件が含まれており、2021年3月から2023年10月まで続いていた。
同社員の目的として、FPパートナーが取り扱う他保険会社の契約情報を把握することで、競合他社に対する東京海上日動の市場シェアやポジションを確認、これに基づいて戦略的な支援体制を構築することとされている。

東京海上日動は7月22日に金融庁から報告徴求命令を受けており、公表時点では全容解明と再発防止策の検討が進められている状況とのこと。

【参考記事】
代理店への当社出向者による情報漏えいに関するお詫び
https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/