那覇地方検察庁は、元被告の個人情報や地検職員の連絡先が記載されたファイルが一時紛失したことを発表した。
担当の検察官が夜間に警察からの連絡に対応するため、自宅に持ち帰った際に自転車の前かごに置き忘れたことが原因とされている。
翌朝、検察官が置き忘れに気づき確認したところ、ファイルが紛失していることが判明。
その後、検察庁の関係者が捜索を行ったところファイルを持っている人物を発見し回収している。
ファイルには、実刑判決が確定したが刑務所への収容を逃れた元被告の生年月日や裁判情報が記載されているものだった。
公表時点で、個人情報の流出は確認されていない。
ファイルを紛失した検察官については戒告処分が下されており、当時の検事正と次席検事も監督上の注意処分を受けている。
また、ファイルを持っていた人物に対しては占有離脱物横領容疑で任意捜査が行われ、不起訴処分となったとのこと。
那覇地検の次席検事は、「このような事態になったのは大変遺憾であり、個人情報が記載されていた方々に深くおわび申し上げる。改めて個人情報保護の徹底を図り、再発防止措置を講じたい」とコメント。
再発防止に向けた対策を強化する方針を示している。
【参考記事】
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20240619/5090028310.html
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1409374