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警察共済組合の職員SNS使い、個人情報1件あたり数万円で取引し逮捕

警察共済組合千葉県支部の31歳職員が、職務上知り得た個人情報を不正に流出したとして逮捕された。
容疑者は、年金給付システムから取得した個人情報をSNSで依頼してきた相手に提供し、報酬を受け取っていた疑いがあるという。

千葉市に所在する警察共済組合千葉県支部の職員である容疑者は、昨年6月ごろに都内の組合本部に勤務していた際、年金関係のシステムから住所などの個人情報を不正に入手。SNSでの依頼を受けて、その情報を流出したという。
警察共済組合の取材によると、容疑者は組合の加入者だけでなく、国民年金や厚生年金を含む全ての年金加入者の情報を閲覧できる権限を持っており、これを悪用して200名以上の個人情報を流出したとされている。

容疑者は、調べに対し「SNSで依頼してきた客に1件あたり数万円で個人情報を教えていた」と供述。
実際に複数の依頼者から報酬を受け取っていたとして、容疑を認めている。
千葉県警は、容疑者が権限を悪用して個人情報を入手し、流出していたとみて詳しく調べており、今後の捜査により更なる被害者や流出した情報の範囲が明らかになる可能性があるとのこと。

【参考記事】
https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20240613/1080023365.html
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240612-OYT1T50045/