鹿児島警の元部長、退職後に機密文書を流出して逮捕 約100件の事件に関与か

鹿児島県の元警察本部生活安全部長が、警察の内部文書を第三者に流出した疑いで逮捕された。
容疑者が退職後に入手した内部資料を使用して発生したものとみられている。

警察によると、容疑者は2024年3月下旬に鹿児島市内から第三者に複数枚の内部文書を郵送し、職務上知り得た秘密を漏らした疑いが持たれている。
調査から約100件の事件に関する資料が外部に流出した可能性が高いとされており、その中には現職警察官や一般人の個人情報、捜査員の実名、捜査状況などが含まれていたという。
この流出した資料をめぐって、元巡査長が逮捕・起訴されており、その後後本田容疑者の関与が疑われるようになった。
当該事件において、容疑者と元巡査長が共謀していたかどうかは現時点では明らかにされていない。

鹿児島県警察は今後も捜査を進め、全容解明と再発防止策の強化に取り組んでいく方針を示しており、事件に関与した元部長や元巡査長の動機や詳細な経緯についても注目が集まっている。

【参考記事】
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20240602/5050026982.html
https://mainichi.jp/articles/20240531/k00/00m/040/352000c