秋田県教育委員会の職員、約1,100名分の個人情報含むUSB紛失 持ち出し規定守られず

秋田県男鹿市教育委員会は、20代の男性職員が個人情報の記録されていた私物のUSBメモリを紛失したことを公表した。

2024年5月22日、同職員は市内で行われた会議に出席した際に、個人情報が保存された私物のUSBメモリを紛失。
USBメモリには、5年間に市が主催した成人式の参加者の住所や電話番号、成人式の実行委員の銀行口座番号、男鹿市連合婦人会の会員氏名や住所など、約1,100名分の個人情報が含まれていたことが確認されている。
その後、USBメモリは市役所の駐車場で市民によって発見されており、市に届けられている。
公表時点で、記録されていた情報の流出や不正使用は確認されていないという。

市教育委員会では、業務上の私物USBメモリの使用を禁止しており、データの持ち出しには市の専用USBメモリを使用するルールとなっている。
しかし、当該職員は規定を守っていなかったことから、教育委員会は詳細な聞き取りを行い、適切な処分を検討するという。
また、教育委員会から全影響対象者に対し謝罪文を送付している。
市教育委員会は、「市民の大事な情報をこのように危険な状態にしたことは非常に申し訳なく、今後このようなことがないよう再発防止を徹底する」とコメントしています。

【参考記事】
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20240529/6010021191.html
https://www.akt.co.jp/news