大阪府立の高等学校で29名分の答案原本を紛失 教頭、保護者に謝罪

大阪府立西寝屋川高等学校において、学年末考査の答案が紛失する事態が発生したという。

大阪府教育庁からの公表で経緯が説明されている。
同学校教諭Aはデジタル採点のために答案をスキャンし、その原本を封筒に入れて講師Xに手渡した。
その後講師Xが職員室のパソコンでデジタル採点を行い、答案の原本、デジタル採点後の答案、模範解答の3種類を生徒ごとにセットしようとした際に自席の机の引き出しに入れておいた封筒に答案の原本が入っていないことに気付いたという。
自席周辺や職員室・印刷室を捜索するも、発見できなかった。
なお、紛失した答案には生徒の名前、学年、クラス、出席番号、未採点など2年生29名分が記載されていたという。
原因として、答案は常に施錠可能な場所で保管するルールがあったものの、個人情報の取扱いに関する認識不足からこれが怠られていたと説明されている。

同学校教頭は対応として、生徒の保護者に経緯説明と謝罪、当該学年の全保護者に謝罪文書の配布を行っている。
また今後の対策として同学校では、全教職員に対し答案を施錠可能な場所に保管するなど個人情報の適正管理を徹底するよう周知。
教育庁からは全府立学校に事案を周知し、個人情報の適切な取扱いについて改めて注意喚起を行われている。

【参考記事】
個人情報が記載された答案の紛失について
https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php