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個人情報の白塗り部分、ずれて約2週間ネット公開【鳥取県消防防災航空センター】

2024年3月10日、鳥取県消防防災航空センターが運航の手引きをホームページで公開した際、救助を受けた人の氏名や住所、生年月日などが含まれる実際の救助事案が公開されていたことが判明。
流出した情報には、救助者1名の氏名、住所、電話番号、生年月日、遭難日時場所などが含まれていた。
流出した情報は、消防防災ヘリの運航の手引きに実際の救助事案として添付されていたもので、元々はPDFファイルの個人情報部分を白い図形で隠していたものの、2024年2月25日に更新した際にこの白塗り部分がずれ、個人情報が見える状態になっていたという。
センターの隊員が3月10日に気付いてファイルを削除するまで、約2週間にわたり個人情報がインターネット上に公開されていたとのこと。
また、ホームページでの公開前の決裁を紙文書で行っていたため、PDFの白塗り部分を事前にチェックすることができなかった点も問題として挙げられている。

鳥取県消防防災航空センターでは、PDFファイルを図形の白塗りで隠しただけでは個人情報を守れるという認識が誤っていたとし、当事者に謝罪するとともに、今後は個人情報が含まれるファイルを公開用文書に使用しないよう再発防止策を講じると発表。
今回の個人情報流出に対する反省を踏まえ、今後の再発防止に努めるとしている。

【参考記事】
救助者の個人情報 HP上に誤掲載 鳥取県、1人分
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/578688