横浜市の大学附属病院、27名分の患者情報を含む書類紛失 カフェ店員からの連絡で判明

横浜市立大学附属病院において、看護師が患者情報を含む書類を病院外に持ち出していたことが判明。
その後、書類を紛失していたという。

同病院の公表では、当該看護師は日頃から患者情報を含む資料をB5サイズのバインダーに挟み、鍵付きの個人ロッカーに保管していた。
勤務後にロッカーから参考書を複数持ち出した際に、患者情報を含む資料も誤ってバッグに収納し、その後立ち寄った横浜市内の駅ビル内のカフェ近辺で資料を紛失したという。
その後、カフェ店員が当該資料を発見した後、店内金庫で保管。
後日、同病院に「バインダーを落とした職員がいるのではないか」との問い合わせから紛失が発覚している。
なお、資料は27名分の院内のチーム医療活動の際に使用するカンファレンスシートで、患者氏名、患者ID、年齢、かかりつけの診療科、疾患名、病状などが記載されていた。

同病院は今後の対策として、各部署で取り扱う個人情報に応じたルールを再確認するとともに、チーム活動においても鍵付きの書庫を新たに設置。
今回の事例を院内全職員に周知して、患者情報の厳重な取り扱いについて指導を徹底するという。

【参考記事】
【お詫び】個人情報の漏えいについて
https://www.yokohama-cu.ac.jp/fukuhp/index.html