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【大阪府】斎場責任者が約3,000名分の個人情報を業者に提供 贈賄40万円受け取り

大阪府八尾市の市立斎場を巡る加重収賄事件について、市が専門窓口を開設し、市民からの問い合わせが相次いでいることが明らかになった。
斎場の現場責任者を務める市職員が、斎場利用者の個人情報を流出させ、見返りに現金を受け取った疑いが持たれ逮捕された。

2023年3月に、市に対して匿名の通報があり、市職員が個人情報を漏洩している可能性が判明した。
その後の調査から当該市職員は、斎場利用者から提供された個人情報を無断で業者に提供し、葬儀関連業者から見返りとして現金40万円を受け取ったとされている。
影響を受けた対象者は約3,000名分とみられており、流出した情報は営業活動に使用された疑いもあるという。

市は外部の視点を取り入れた再発防止策を検討する方針を示しており、また府警は市職員や業者などの関連者への処分について厳正に行うとしている。
なお当該市職員は、公務員が業務上の地位や権限を悪用して贈賄を受け取ったとして「加重収賄」の罪で逮捕されている。
市民からは個人情報の流出に対する不安や批判の声が寄せられている状況で、市は被害者に対するサポートを含めた対応を急いでいる。

【参考記事】
八尾市立斎場職員の逮捕について
https://www.city.yao.osaka.jp/0000074238.html