生徒の学校生活やSNSに関するアンケート1クラス分紛失 愛知県中学校

愛知県春日井市にある中学校で、1クラス分のアンケート票が紛失していることが判明した。

紛失が発覚した経緯として、教育委員会からの連絡で判明した。
匿名の郵送が教育委員会に届いており、同封の手紙には「落ちていたので、そのままにしておくのは良くないと思いましたので、お送りしておきます。送り先がそちらじゃなければ、すみません。」と記載されていたという。
当該アンケートは2学期に行われ、担任教員の記憶によれば面談後に引き継ぐべき教員の机に置かれたとされているが、具体的な保管状況などは不明。
なお、紛失されたアンケートには生徒の学校生活や家庭環境、進路に関する意見や不安、スマートフォンやSNSに関する問題などに関する内容が記載されていたとのことで、発見されたアンケート票は21名分で、14名分はいまだ見つかっていない。

現時点で二次被害は確認されていないものの、警察への相談や市内の全小中学校における文書管理の見直し、適切な管理の徹底が今後の改善策として掲げられている。
また、生徒および保護者への対応として、連絡アプリを通じて経緯の説明と謝罪が行われるほか、保護者説明会や個別の電話連絡、生徒向けの集会や相談窓口の設置が予定されている。

【参考記事】
「教育相談アンケート」票の紛失及び情報漏洩について
https://www.city.kasugai.lg.jp/kosodate/1002499/index.html