ノートパソコンを紛失して2カ月報告なし 2,298件以上のデータ流出懸念【国立国語研究所】

国立国語研究所において、パートタイム職員がノートパソコンを紛失が発生。
個人情報が流出した可能性があると公表した。

2023年12月10日、当該職員が他大学での研究会に参加した際、トイレにノートパソコンを置き忘れた。
2カ月以上経過した2024年2月20日に、同職員からの報告で国立国語研究所は事態を把握。
捜索や警察への遺失届提出が行われたが、発見に至っていないという。
なお、紛失したパソコンにはメールが2,298件、共同研究員リスト29名分(氏名・所属・メールアドレス等)、職員担当分調査協力者リスト67名分(氏名・年齢・メールアドレス・国籍等)、調査データ377件(調査協力者による作文データ)、テスト結果一覧、366名分(氏名・メールアドレス・テスト結果)がそれぞれ含まれていたとみられている。
なお公表時点で、いずれの情報にも外部からアクセスされた事例は確認されていないとのこと。

国立国語研究所は、関係者への説明と謝罪を実施。
今後の対策として、私物端末の業務利用やデータ保存に関する規則の見直しと、従業員への周知徹底を進めるという。

【参考記事】
個人情報等を含むノートパソコンの紛失について (お詫び・報告)
https://www.ninjal.ac.jp/