広島県の工業学校職員のPCがウイルス感染 532名の生徒情報流出の疑い

広島県教育委員会は、県立広島工業高等学校で職員の私用パソコンから生徒と職員の個人情報が流出した可能性があると公表した。

2月24日、該当職員が自宅でパソコンを使用中にコンピュータウイルス感染の警告画面が表示されたという。
その後、相手の指示に従い操作を行ったところ、不正な遠隔操作が行われたことで警察に通報。
広島工業高等学校は同職員からの報告を受け、個人情報の流出が可能性としてあると判断し県教育委員会に報告している。
流出した可能性がある個人情報は、職員4名の氏名とメールアドレス、過去に勤務した学校で担当した532名の生徒の名前や学年、名票、定期考査点数などの情報が含まれていたという。

対応策として、個人情報が流出した可能性のある学校に対しては二次被害防止の対応を行い、必要に応じて警察や関係機関と連携する方針とされている。
また、今後の再発防止のために、広島県立学校全体に対し、情報セキュリティポリシーと教育情報ネットワークの規定に基づく個人情報の適切な取り扱いに関する研修会を実施する計画も発表されている。

【参考記事】
県立高等学校職員の私用パソコンからの個人情報流出の可能性について
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/