福祉保健部、振込先などデータ含むUSB紛失 発見に至らず【大分県宇佐市】

大分県宇佐市の福祉保健部において、職員が業務のために市から貸与されたUSBメモリを持ち出し、紛失してしまったことが判明した。
紛失されたUSBメモリには、補助事業に関連する194件の事業所のデータが含まれており、補助金の振込先や振込金額などが記録されていたという。

市によると、職員は1月29日に庁舎外でUSBメモリを使用するために持ち出し、2月2日になって紛失に気づいたとされており、その後6日に上司に報告されている。
USBメモリの使用は原則として市役所内でのみ許可されており、外出する際には所属長の許可とファイルの暗号化処理が必要だったが、当該職員はこれらの手続きを行っていなかったことが確認されている。

USBメモリは公表時点で見つかっておらず、市は8日に警察署へ遺失届を提出。
関係者に対して謝罪を行っている。
情報の流出は現時点で確認されていない。
宇佐市子育て支援課課長は「市民の情報を紛失した責任を重く受け止めています。今後は情報セキュリティポリシーを全庁に徹底させ、再発防止に努めます」と述べ、今後の対策に向けた姿勢を示している。

【参考記事】
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7a458c1d72cb3a0bb95a67fc4c99e8594c1f24a
https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20240209/5070017816.html