身に覚えのない料金請求被害増加に注意喚起 手口の特徴は大きく2つ【サイバー警察局】

サイバー警察局によると、最近スマートフォンやオンラインサービスを利用する際に、身に覚えのない料金請求に遭遇する事例が増加しているとし、サイバー空間における詐欺や不正行為が巧妙化しているとして注意喚起を行っている。

公表によると、確認されている詐欺や不正行為には大きく2つの特徴があるとして挙げられている。

特徴①:利用者を不安にさせる
詐欺の手法の一つに、利用者を不安に陥れる手法がある。
例えば、急に表示された請求画面や登録完了の通知が利用者に不安を与え、混乱を招くことで支払いを促すようなケースが挙げられる。

特徴②:連絡するよう誘導する
一度利用者が不安に感じるようになると、詐欺者は連絡を取るよう誘導する。
「登録完了」を強調し個人情報を特定したかのように見せ、「支払期日」などの詳細を表示。さらに「問い合わせ先」「サポートセンター」などの連絡先も記載されている場合もある。

詐欺者は法的手段や家庭・職場への通知などといった強い脅し表現を用い、被害者に繰り返し支払いを強要するとして注意を呼びかけ。
また個人情報を教えてしまうと、別の犯罪被害に巻き込まれる可能性もあるとして危険性を挙げている。

被害に遭った場合は、友人や家族に状況を共有するなど身近な人への相談を行い、「最寄りの警察署又は警察相談専用電話  #9110」、「消費者ホットライン  #188」、「IPA情報セキュリティ安心相談窓口  #03-5978-7509」などの相談窓口を活用することも推奨されている。

【参考記事】
サイバー警察局便りVol.24「身に覚えのない料金請求!画面に突然登録完了!」(注意喚起)(R6.1.23)
https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/