埼玉県教育委員会において、いじめ事案に関する報告書内の秘匿情報へのマスキング処理に不備があったとする公表があった。
いじめ問題に関する調査案件に関する結果を、文部科学省の定めたガイドラインに基づいてweb公表されていたが、2022年度調査内容における被害生徒保護者の所見部分にマスキングした文字が閲覧可能な状態になっていたという。
状況としては、報告書内の「所見」項目においてのPDFファイルを特定ブラウザで閲覧すると、マスキングが解除され文字が読み取れる状態だったとのことで、関係職員より発覚した後に調べたところ、最大88回のアクセスが確認されている。
公表時点で、情報流出は確認されていないとのこと。
同委員会では、今後の調査結果報告書作成時はマスキングが効果的な方法でデータを作成し、web掲載時は職員複数名によるチェックを徹底するとしている。
【参考URL】
いじめ重大事態報告書におけるマスキングについて
https://www.pref.saitama.lg.jp/index.html