教育研修など、手が届きにくいところもしっかりとサポートしてもらえた

株式会社wizpra様は、「顧客体験をマネジメントするクラウドサービス」である「wizpra NPS」を中心に展開されている急成長中のベンチャー企業様です。「すべての人がイキイキと働ける世の中をつくる。」ことをミッションとし、クラウドサービスにもそのコンセプトが反映されている会社様です。

Ｐマーク取得のきっかけは何でしたか？

　法人向けサービスを展開していく中で、お客様から個人情報保護に対する取り組みについてのお問い合わせをいただく機会があったことがきっかけです。その際、今後の企業成長のためにも、その場しのぎの対応をするのではなく、しっかりと体制を整備しようとPマークの取得を目指すことを決定しました。また、創業間もない会社ですので、社会的な信用を得る上でもPマークという第三者認証を受けておくことは、大いにメリットがあると考えたからです。

業務上、取り扱っている個人情報で、どのようなことに留意していますか？

　wizpra NPSは、NPS®（Net Promoter Score® : 推奨者正味比率）という企業や商品に対する顧客ロイヤルティを定量化するための指標を活用し、顧客体験をマネジメントすることで収益向上に貢献するクラウドサービスです。設立間もない会社ですが、導入していただけるお客様には大企業も多く、クラウドサービスの安全性をアピールする上でも情報セキュリティ面には特に力を入れています。また、積極的に人材を採用しているため毎月のように新入社員がおりますが、運用ルールをすぐに把握できるよう、個人情報保護体制をしっかりと整備するとともに社内教育にも力を入れています。

申請にあたり、ご苦労された点は何ですか？

　業務フローもまだ完成しきれていない中で運用ルールを明確にするのが大変でした。Pマークの審査をクリアするためには運用ルールを決めることが多く、明文化しそれを周知していくのが大変でした。ただ、その甲斐あって、スタッフから個人情報の取扱いについて、「これいいんですか？」という質問が増えたのも事実です。その意味では社内の個人情報の取扱いへの意識が高まったと思います。

現地審査はいかがでしたか？

　終始、和やかに行われました。審査員の方の質問から、業務フローにおける個人情報をライフサイクルに従ってマネジメントしていくことの大切さがわかりました。また業務フローの見直しをする上でもヒントになる指摘もあり、審査を受けてよかったと思いました。

バルクのコンサルタントはいかがでしたか？

　経験豊富なアドバイスから効率的に文書類の作成や記録類の整備をサポートしていただきました。また教育研修など、手が届きにくいところもしっかりとサポートしてもらえたので助かりました。

今後に向けて、一言お願いいたします。

　ビジネススクールで知り合った共同創業メンバーを中心に2013年3月設立されました。現在は、インターンも含めるとスタッフは20名ほどにまで増え、オフィスも手狭になってきたことから、移転も検討しています。Pマークは取得できましたが、移転したら業務フローも見直さないといけませんし、マイナンバーの取扱いも含めて個人情報の取扱い手順も見直していきたいと思っています。

ありがとうございました。