今回ご紹介のマンション投資相談のEXIT様は、投資用マンションに関する売却、購入、管理、募集、調査、査定、借り換え、見直し、また保険相談、リノベーションなど、お客様のご要望に合わせて最適な運用のアドバイスをする、コンサルティング会社です。
JAPHICマーク取得のきっかけを教えてください?
大規模な情報漏えい事件の頻発、マイナンバー制度の開始など、世の中の流れとして個人情報の取扱に関する意識が高くなっていると感じています。
そこで弊社では、事務職を中心に、個人情報の取り扱いに関する意識を高めるための活動を先行して進めていました。そんな時に、個人情報漏えい事故となりそうなヒヤリハットがありました。何とか瀬戸際で食い止めましたが、このままではお客様にご迷惑をかけてしまう。早急に対策を取らなければと思いました。そこで、世間から認めてもらえるマークを取得し、公表できるようにしたいと考えました。
不動産業界の数ある取引会社の中で、弊社は安心できるサービスを提供したいと考えました。それは高いサービスや品質だけでなく、法令遵守の意識の高い従業員を育成していくことです。適切な情報管理ができる企業が勝ち残ると考えています。第三者の認証を受けることはその基準になると思いました。
取得作業中に苦労された点は?
新しいルールの周知徹底です。特に行動をしながら意識を変えていくことが一番大変でした。今までやっていなかったことを始めるのですから多少なりとも反発がありました。弊社も始めのうちは、「とにかく今日からやって」と事あるごとに言って回っていました。頭で理解させるよりも、実際に行動をさせて、ルーティーン化するまで繰り返し言い続けるうちに、全員ができるようになりました。
ただ、人のやることですので、100%はないと思っています。いかに継続させていくかだと思います。
社員の方の意識はかわりましたか?
変わったと思います。今までは、関心をもって取り組んでいるのは一部の社員でした。しかし、認証取得に向けて活動を進めていく中で、できていない社員に対して注意をする者が出てくるなど、社員同士声を掛け合って、意識を高めあっているように感じています。時々、私も社員から注意されることもあるくらいなんです。本当に変わりました。
審査はいかがだったでしょうか?
審査を受けてみて思ったのは、自分たちでは合格点だと思っていたことでも、指摘を結構受けたことです。弊社にはこういう視点は無かったな、と思うことを第三者の審査機関から言われたことで多くの気づきを得ました。社員への浸透を考えながら指摘されたことを着実に対応していこうと思います。
バルクのコンサルタントはいかがだったでしょうか?
現場の感覚を大事にしながら、押し付けにならないように支援をしていただけた。
現場を見ないで杓子定規にあれこれ指示を出すコンサルタントもいると思うのですが、バルクの担当コンサルタントの方は、現場の感覚に降りてきてくれて、いろいろなことを汲んで配慮してやってくれたと思います。知識も豊富で、信頼できるコンサルタントでした。
今後の抱負をお願いします。
現状に点数をつけるとするとまだ60点。80点以上を目指すためには、一人一人の意識改革だと思います。小さなことも見逃さない。それを徹底していくこと。
先ほどもお話したように、社内で少しずつ声を掛け合う雰囲気が育ちつつあります。しかし、まだまだ私が気づくことが多いので、今後は、中間層からも意見が出るようにしていきたいと思っています。小さな守れていないこともなあなあにせず、お互い言い合えるようになっていければいいと思います。
今の取組みを今後も継続し、次の審査までの1年間で社内に浸透していくよう私も社員と一緒になって進めていきます。
貴重なお話ありがとうございました。大変参考になりました。