濵田京子社労士事務所 様は、労働保険・社会保険の手続業務と給与計算等のアウトソーシング業務のほか、お客様の成長ステージに応じた労務相談、就業規則・人事評価制度の構築業務などの企業の様々な人事労務の課題解決をサポートするコンサルティング業務、講演・執筆など、幅広く業務を展開されています。
Pマーク取得のきっかけは何でしたか?
いよいよマイナンバー制度が本格的に動き出すと、お客様は番号法やガイドラインに基づき委託先として適切な事務所かどうか、選定評価や再評価をしなければなりません。お客様に選定評価でお手間を取らせることなく安心して任せていただける事務所であるためにも、第三者機関による認証取得が最適であると考えたのがPマーク取得のきっかけです。
業務上、取り扱っている個人情報で、どのようなことに留意していますか?
社会保険手続に限らずお客様の社員情報のやり取りが頻繁かつ大量にありますので、常日頃から業務手順を細かくルール化し可視化できるようにしています。当然、授受記録も残しておりますし、お客様からの進捗状況のお問い合わせにもタイムリーに回答できるよう、運用ツールの改善も日々行っています。
申請にあたり、ご苦労された点は何ですか?
運用開始当初は見慣れない様式が多く、慣れるまで大変でした。今回、Pマークを取得するにあたり様々な記録類の作成が必要になりましたが、単にいただいたサンプルをそのまま使うのではなく、事務所全体の情報管理という視点からオリジナルな様式に修正していく作業が大変でした。その過程で現在運用している業務フローを明確化することができたので、有意義でした。
現地審査はいかがでしたか?
独自の様式類に基づく運用記録を見て、審査員の方から「しっかりと運用されていますね」と褒めていただきました。時間をかけてスタッフ達とも話し合ったうえで運用を始めたかいがあり、うれしかったです。
バルクのコンサルタントはいかがでしたか?
大変なお仕事だなと思いました。ちょうど繁忙期に準備をしていたこともあり、一部の作業支援も含めてお願いしたことで効率的に準備ができましたので助かりました。
今後に向けて、一言お願いいたします。
Pマークの取得でPMSの運用基盤ができたことにより、マイナンバー対応を万全にするための土壌ができたと考えています。
今後は次の更新時に慌てないよう日常業務に溶け込ませた運用を行い、PDCAをしっかりと回していくことが大切だと思います。Pマーク事業者のほんとの価値はそこにあると思います。それにより働くスタッフたちの意識も高まり、お客様も「任せて安心」と感じていただけると事務所だと、より一層実感していただけるのだと思います。
ありがとうございました。