船舶用機器・電子機器メーカー「古野電気」社で不正アクセス被害が発生。
個人情報の流出した可能性が判明している。
2025年6月30日にサーバーへの不正アクセスを検知し、翌7月1日に外部専門機関と原因調査を開始している。
調査から、複数のサーバーが第三者に侵入され、データの一部が外部から閲覧可能な状態になっていたことが確認された。
不正アクセスの原因は「社内サーバーの設定不備を悪用されたこと」にあると説明されている。
これにより国内外グループ会社従業員8,534名分の情報が流出したとみられており、氏名、
会社名、メールアドレス、社員番号、社員コード などが含まれていたという。
なお、顧客や取引先に関する情報は「流出の可能性なし」と報告しており、個人情報の不正利用や被害報告は確認されていないとのこと。
また、製品への影響については「国内外のグループ会社の製品・サービスには影響なし」としており、出荷やサポート業務は継続して行われている。
同社は対応として、SNSなどで誤情報拡散を警戒しており、関係者に注意を呼びかけている。
再発防止策として、ネットワーク構成の見直し、アクセス権限の再設定とログ監視の強化、外部専門機関による脆弱性診断の実施、社員へのセキュリティ教育の強化など挙げている。
【参考記事】
https://www.furuno.co.jp/