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【愛媛県】複数自治体web上に個人情報が… 計1,084名が影響

2025年10月、愛媛県内の複数の自治体がホームページ上で公開していたデータに個人情報が含まれていた。
公開されていたのは、地域の農地関連に関するPDFファイル(地域農業経営基盤強化促進計画)で、農地所有者や耕作者など計1,084名分の氏名情報が該当している。

10月23日、愛媛県砥部町(とべちょう)で同ファイルに農地所有者や耕作者など443名分の氏名情報が閲覧可能な状態であったと発表。
町によると、誤って個人情報を含むまま公開し、閲覧期間中に第三者が情報を取得した可能性があるという。

同日、久万高原町(くまこうげんちょう)も同様の事案を公表。
町のホームページに掲載していた同ファイルの資料から、174名分の個人名が閲覧可能だったという。
町は「個人情報を含むデータを非表示処理したうえで公開したと認識していたが、PDFファイルの構造上、元データが残っていた」と説明している。

さらに大洲市(おおずし)でも、10月27日に同様の問題が確認された。
市によると、公開していた「同ファイル及び目標地図」のPDFに467名分の氏名情報が含まれており、アクセスログから少なくとも143回の閲覧があったことが分かっている。
市は該当ファイルを削除し、関係者への通知を進めている。

これらの事案はいずれも、PDFファイルの作成・編集時に、非表示処理したはずの個人情報が、実際にはデータとして内部に残っていたことが原因とされている。
愛媛県内では今後、他の自治体にも同様の点検が求められる見通しだという。

【参考記事】
https://www.town.tobe.ehime.jp/index.html
https://www.city.ozu.ehime.jp/