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1万9,535名分のデータ含むUSBメモリ所在不明「意識が欠如していた」滋賀県

2025年10月10日、滋賀県草津市の国民健康保険業務で使用していたUSBメモリが紛失する事態が発生した。
USBメモリには、国民健康保険の被保険者に関する氏名、生年月日、被保険者番号などの個人情報が含まれており、1万9,535名が影響対象とみられている。

市によると、USBメモリは同日、庁舎内でデータ移行作業を行った後、職員が執務室に戻った際に紛失。
現在も市が庁舎内を中心に捜索を続いている。
紛失したUSBメモリにはパスワードによるセキュリティ対策が施されており、現時点で情報の不正利用などの被害報告は確認されていないという。
原因について、「担当職員に個人情報を取り扱うという意識が欠如していた」と説明している。

再発防止策として、職員全員を対象に個人情報保護や情報セキュリティに関する研修を改めて実施し、草津市の情報セキュリティポリシーを再確認させる方針を示した。
市は「市民の皆さまにご迷惑とご心配をおかけし、深くお詫び申し上げます。再発防止を徹底してまいります」とコメントしている。

【参考記事】
https://www.city.kusatsu.shiga.jp/index.html