バルク 情報セキュリティ営業チームです。
ISO/IEC27001の改訂に伴い、2013年版からの主な変更点をご紹介します。
①タイトルの変更
「情報技術-セキュリティ技術-情報セキュリティマネジメントシステム-要求事項」
⇒「情報セキュリティ、サイバーセキュリティ及びプライバシー保護-情報セキュリティマネジメントシステム-要求事項」
情報セキュリティだけではなく、“サイバーセキュリティ”、“プライバシー保護”も規格タイトルとして含まれました。
②章構成の見直し
章構成が見直しされ、以下4つの管理策カテゴリに簡易化。
5.組織的管理策、6.人的管理策、7.物理的管理策、8.技術的管理策
③管理策の整理統合・新設
全体の管理策数は114個から、93個へ減少 。
新設が11個、複数統合が24個、更新が58個。※削除はなし。
・新設された管理策
A.5.7 脅威インテリジェンス
A5.23 クラウドサービス利用のための情報セキュリティ
A5.30 事業継続のためのICTの備え
A7.4 物理的セキュリティ監視
A8.9 構成管理
A8.10 情報の削除
A.8.11 データマスキング
A.8.12 データ漏洩の防止
A.8.16 監視活動
A.8.23 ウェブ・フィルタリング
A.8.28 セキュリティに配慮したコーディング
④技術や脅威の動向に合わせた文言変更、管理策の追加
・用語の変更
例:従業員⇒要因や関連する利害関係者
取り外し可能な媒体⇒ストレージメディア
・クラウドサービス利用に対する管理策
・常に新しい脅威が生まれる状況下における情報収集
・物理的、技術的な監視(ゼロトラストの考え方)
・インシデント発生時の早期対応・復旧が出来る備え、日常的な訓練
・サプライチェーン(委託事業者等)に対する管理
・変更や削除等の設定管理、データマスキング
実質的に全く新しい概念の管理策はありませんが、 改めて箇条4~10の適⽤及び、93の管理策の適⽤可能性に対して再レビューが必要となります。
さらに詳しい解説は、1月26日(木)の無料ウェビナーにてご説明いたします。
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