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166名分の個人情報を誤送信 担当者「記憶にない」そして退職【長崎市】

長崎市から観光案内業務を受託している「長崎国際観光コンベンション協会」が、ガイド登録者166名分の個人情報を誤ってメールで送信していたことが明らかになった。

問題が発生したのは2024年12月9日。
修学旅行生を被爆遺構などへ案内する「ながさき平和・歴史ガイド」事業に関連して、協会の職員がガイド10名に連絡メールを送信した際、誤って166名のガイド登録者の氏名、住所、電話番号、さらには病歴などが記載されたExcelファイルを添付してしまったという。
受信者の1人がミスを指摘したが、担当職員はこの件を上司に報告せずに放置。
2025年6月、別の職員が過去の送信メールを確認中に問題の添付ファイルを発見したことで、ようやく流出が判明している。

協会は誤送信先である10名に対して個別に謝罪を行い、添付ファイルの削除を依頼。
さらに、個人情報が流出した166名に対しては電話や直接訪問により謝罪を行った。
公表時点で情報の悪用など、被害は確認されていない。
なお、誤送信を行った職員はすでに別の理由で退職しており、協会の聞き取りに対しては「記憶にない」と述べている。
協会はこの職員に対して口頭での厳重注意を行ったとしている。
協会の理事長は「ご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫びする。個人情報の取り扱い体制を見直し、再発防止に努めたい」とコメントした。

【参考記事】
https://www.ncctv.co.jp/news/article/15914906