北海道北広島市は、広報紙の個別配布を委託している「公益社団法人北広島市シルバー人材センター」において、住民の個人情報が記載された資料を紛失する事案が発生したと発表。
影響対象となったのは、同市広葉町に住む96名分の住所と氏名だった。
市によると、広報紙の配布業務を担うシルバー人材センターの会員が、広報紙を届けるための配達名簿とともに資料一式を別の会員の自宅玄関先に置いたが、名簿と広報紙が共に所在不明となっている。
名簿を受け取るはずだった会員は、配布予定日を失念していたため、資料の紛失にすぐには気づかなかったという。
翌日資料が届いていないことが判明。
周辺住民への聞き取りや古紙回収業者への確認が行われたが、資料の発見には至っていない。
広報紙自体は市が保管していた予備分を使い、当初予定どおりの6月1日中に配布が完了した。
その後、古紙回収業者からの報告で、資料が処理場に回送された可能性があることが判明するも、情報が記載された配達名簿は確認されなかったとのこと。
現時点で、個人情報が外部に流出したという報告はない。
市は対応として、対象となった96名に謝罪。
今後の再発防止策として、委託先に対し個人情報の管理体制を見直すよう指導するとともに、関係者への取り扱いルールの徹底を求めていくとしている。
【参考記事】
https://www.city.kitahiroshima.hokkaido.jp/hotnews/category/5.html