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診察・診断画像など患者データ含むSDカード紛失 経緯や影響範囲は不明【富山大学附属病院】

2025年5月29日、富山県の「富山大学附属病院」は、同院の医師が診療目的で取得した患者の個人情報を保存していたSDカードを紛失する事案が発生したことを公表。
同病院によると、紛失したSDカードには患者に関する診察・診断画像などの個人情報が保存されていたという。
紛失の詳細な経緯や件数については、発表時点では明らかにされていない。

病院は今回の事態を受け、全診療科を対象に診察情報や診断画像の取り扱いに関する点検を進めるとともに、早急な再発防止策を講じているとのこと。
また、該当診療科に対しては、個人情報管理の重要性について指導を実施したと説明している。
さらに、病院全体の対応として、全職員を対象とした緊急の個人情報およびセキュリティ研修を行うことにより、個人情報管理の徹底と法令順守の強化を図る方針を示している。
富山大学附属病院は「患者やその家族、地域住民、関係者の皆様の信頼を損なうこととなった」とし、深い謝罪の意を表明。今後、同様の事案が発生しないよう信頼回復に努めるとしている。

【参考記事】
https://www.hosp.u-toyama.ac.jp/