2025年4月3日、高知県高岡郡四万十町が実施する「四万十町中山間地域介護サービス確保対策事業」において、利用者の個人情報が誤って他の介護保険事業者に送信される事案が発生した。
町によるとA事業者に対して送信する予定であった利用実績データを、過去に使用したメーリングリストを基に作成したメールに誤って添付。
これを町内の別の8事業者にも送信したという。
誤送信されたメールには、利用者153名分の氏名、住所、2024年4月の介護サービス内容や、その利用回数が含まれていた。
原因については、送信前にメールアドレスの確認を十分に行わなかったことによる人的ミスと説明されている。
町は事案発生直後、A事業者に対してメールによる謝罪。
誤送信先となった8事業者に対しても、同様にメールで削除を依頼し、翌日に訪問して謝罪と削除の確認を行っている。
町は「二次的な情報流出は確認されていない」と説明。
再発防止策として、今後は個人情報を含むデータのやり取りにはパスワード設定を義務づけるとともに、チェック体制の強化やシステム的な対策を進め、誤送信防止機能や監視体制の強化に取り組む方針を示している。
【参考記事】
https://www.town.shimanto.lg.jp/