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「LION」社が不正アクセス被害 サイト改ざんや情報流出のおそれ

2025年2月7日、日用品・ヘルスケア製品メーカーの「ライオン」社で不正アクセス被害が発生したと報告された。

公表では、同社のタイ子会社である「Lion Corporation (Thailand) Ltd.(以下、LCT)」が運営するオンラインショッピングサイトに対し、不正アクセスが発生したという。
当該攻撃によりサイトが改ざんされ、登録会員の個人情報が流出した可能性が懸念されている。
LCTはサイトの改ざん被害確認後、直ちに当該サイトを閉鎖し、必要な対策を講じたとのことで、現地当局への届け出と対応を進めている。
公表時点で、流出した個人情報が不正に利用された形跡は確認されていないという。
なお、今回の不正アクセスはLCTが運営するタイ国内向けのサイトに限定されており、ライオングループの他のシステムやネットワークには影響がないことが確認されている。
そのため、LCTのサイト登録会員以外への影響は極めて低いと推測されている。

ライオン社は対応として、セキュリティ体制の強化と運用の徹底を図り、再発防止に取り組む姿勢を示しており、関係者や消費者に対しては、「ご心配をおかけし申し訳ない」と謝罪の意を表している。
現在は、報道関係者や消費者向けに問い合わせ窓口を設置し、最新情報の提供と対応を進めている。

【参考記事】
https://www.lion.co.jp/ja/