奈良県大和高田市立病院で、個人情報を含む書類が紛失した可能性が判明した。
市の公表では、同院が委託している物品管理業務の業者が患者の個人情報を含む書類を適切に廃棄せず、大阪府豊中市の廃棄処分場への運搬中に路上へ飛散してしまったという。
12月10日、地元住民からの連絡で問題が判明。
同日から書類の捜索が開始されており、公表時点でも継続している。
本来書類はシュレッダーで裁断した上で廃棄すべきところ、誤って古紙回収業者に引き渡されており、その後トラックから飛散したと説明されている。
なお、書類には整形外科手術を受けた患者の個人情報が記載されており、氏名、患者ID、使用物品などが含まれていた。
不正使用の事実は確認されていないものの、対象者や影響範囲については調査中とされている。
病院は、再発防止策として委託業者間で廃棄方法を明確化し、個人情報を含む書類が院外へ持ち出されることがないよう管理体制を徹底する方針を示している。
【参考記事】
https://www.city.yamatotakada.nara.jp/index.html