埼玉県で実施された「令和6年度宅地建物取引士資格試験」で、受験者の個人情報が記載された帳票が紛失していたことが判明した。
試験を運営する「不動産適正取引推進機構」によると、紛失したのは試験当日に受験者本人確認のために使用された「写真票」で、顔写真や氏名、生年月日、現住所、試験番号などの個人情報が記載されていた。
紛失したのは埼玉県内の試験会場で受験した5名分で、電子化作業中のデータ照合により紛失が判明している。
その後捜索が行われるも公表時点で発見には至っておらず、調査から回収経路上で紛失した可能性や、不要物と誤って廃棄された可能性が挙げられている。
なお、現時点で情報流出の有無については特定と流出被害に関する報告はないとのこと。
同機構は紛失が判明した受験者5名に状況説明と謝罪を実施。
再発防止策としてコンテナ開梱時にすべての帳票を確認する手順の見直しや、試験運営上支障のない範囲で「写真票」に記載する個人情報の削減を行うとしている。
【参考記事】
令和6年度宅地建物取引士資格試験における個人情報記載帳票の紛失について
https://www.retio.or.jp/