沖縄海邦銀行は、同行の「軍用地カードローン」を契約している顧客に関し、個人信用情報を同意なく個人信用情報機関に提供していたことが判明。
同行が加盟する「全国銀行個人信用情報センター(KSC)」と「株式会社日本信用情報機構(JICC)」に、顧客情報が登録されていた事実が内部調査によって発覚している。
調査から、沖縄海邦銀行のシステムにおいて「軍用地カードローン」の顧客情報が「誤って個人信用情報機関に登録される設定」になっていたことが主な原因と説明されている。
また、本商品の企画段階およびシステム設計時における確認・検証が不十分であったことも問題視されている。
無許可で登録された顧客の個人情報には、顧客の氏名、住所、生年月日などの識別情報や、融資に関する契約内容(限度額や債務残高)などが含まれていたことが確認されている。
なお、現時点でKSCおよびJICC、他の金融機関や機関外で顧客情報が不正に使用された事実は確認されていないとのこと。
沖縄海邦銀行は、登録されていた個人情報はKSCおよびJICCから削除済みであることを報告している。
今後の対策として、内部手続きの見直しや確認・検証体制の強化を行うとのこと。
【参考記事】
お客さま情報の漏えいについて
https://www.kaiho-bank.co.jp/