神奈川県伊勢原市のホームページ上で、児童コミュニティクラブの児童に関する個人情報が誤って表示される事態が発生した。
当該事案は、2024年9月19日に来庁した市民からの指摘で発覚。
原因はデータファイル作成時に削除された情報が特定条件下で残存し、閲覧可能な状態になっていたこととされており、担当者は一般的な閲覧方法ではこの情報が表示されないことから、ファイル公開時に問題を予見できなかったと報告されている。
表示されていた情報には、児童コミュニティクラブの児童氏名や通学する小学校、性別、学年、アレルギーや家庭状況など個別配慮が必要な情報が含まれていたという。
誤表示は、2023年10月31日から2024年9月19日までの約1年間続いていた。
なお、現時点での二次被害は報告されていない。
市は事故判明後に該当ファイルを即刻削除し、個人情報保護委員会にも報告されている。その後、対象者には通知が発送されている。
市は今後、ファイル作成手順の統一ルールを策定し、再発防止に努めるとしている。
【参考記事】
個人情報の漏えいに該当する事故の発生について
https://www.city.isehara.kanagawa.jp/top.html