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派遣の従業員16年にわたり、約11,500件分の顧客情報を不正取得【千葉銀行】

2024年7月26日、株式会社「千葉銀行」で複数の損害保険会社から受託している保険料に関する集金情報が流出している事態が確認された。

千葉銀行によると、2008年以降に損保ジャパンから千葉銀行に派遣されていた従業員が不正に情報を取得していたというもの。
損保ジャパンが事態を把握し、千葉銀行に報告したことにより情報流出が明らかになっているが、損保ジャパンが事態を把握した経緯については調査中とされている。
不正に取得されていた情報には、2002年4月から2024年4月までに千葉銀行または保険代理店を通じて口座振替を依頼した個人と法人顧客の個人情報が該当。
契約者名、取引店番号、取引店名、顧客番号、証券番号、保険料、保険会社名、保険種類、商品名など約11,500件分が被害対象とされている。
なお損保ジャパンによる調べでは、取得されていた情報の用途として各損害保険会社のシェア確認のために取引店番号と保険料の情報が利用されていたとのこと。
個人を特定できる情報は利用されておらず、外部への流出もないと説明されている。

千葉銀行は影響対象者には個別での連絡を実施。
社内調査を進めて全容を把握し、再発防止策を徹底するという。
なお、情報を取得していた従業員への具体的な処遇については明らかになっていない。

【参考記事】
お客さまに関する情報漏えいについてのお詫びとお知らせ
https://www.chibabank.co.jp/