えちご上越農業協同組合(JAえちご上越)は、2024年2月末に退職した元職員による個人情報の不適正な取得が判明したことを発表した。
JAえちご上越によると、合併前のひすい農業協同組合(JAひすい)に勤務していた職員が退職する際、利用者の共済契約データを個人所有のUSBメモリに保管し、持ち出していたという。
これは、2024年3月の内部点検で発覚し、直ちに当事者から事情を聴取して個人情報の記録されたUSBメモリを回収している。
なお、元職員が共済契約データを持ち出した具体的な目的については不明。
流出した個人情報には、JAひすいでの生命保険や建物保険に関するデータが該当するとのことで、契約者12,032名分の氏名や住所、生年月日、電話番号、契約情報などが記録されていた。
JAえちご上越対応として、新潟県への事案報告や弁護士への相談を行っており、影響対象となる利用者には個別での連絡を進めている。
また、心当たりのないセールスや不審な電話などあった場合は、速やかに指定の問い合わせ先に連絡するよう呼びかけている。
再発防止策として、役職員に対し個人情報の重要性と厳格な管理を改めて周知し、情報管理に関する安全管理措置をより一層強化する方針を示している。
【参考記事】
個人情報漏えいに関するお詫びとご報告
https://www.ja-echigojoetsu.or.jp/