東京都墨田区で生活保護受給者の個人情報含む書類が紛失する事態が発生した。
公表によると、同区福祉保健部生活福祉課のケースワーカーが生活保護受給者の自宅に訪問中、自転車の前かごに入れていた書類が風により散乱。
書類の回収時に気づいた後に福祉事務所への報告と、書類の捜索を行うも発見に至らなかったという。
なお、紛失した書類には生活保護受給者94名分の個人情報が記載されており、氏名、住所、受給開始日、世帯人員、世帯類型、労働類型、訪問予定時期が該当する。
墨田区は、書類の紛失確認後に警察への遺失物届を提出。
影響を受けた対象者には、職員が個別で訪問し状況説明と謝罪が行われている。
今後の対策として、個人情報も外部持ち出し時は最小限にし、厳重に管理するよう全ケースワーカーに指導。
また、自転車移動時はネットを上から掛けるといった対策が検討されている。
【参考記事】
個人情報を含む書類の紛失について
https://www.city.sumida.lg.jp/kuseijoho/osirase/index.html
