2024年2月21日「関東管区警察局サイバー特別捜査隊」から、ランサムウェアLockBitによって暗号化されたデータを復号するツールを開発したと発表された。
このツールはユーロポールに提供され、これを利用して世界中の企業などで起こっている被害データの回復が可能となることが期待されている。
同捜査隊は、ランサムウェアLockBitの暗号化仕組みをリバースエンジニアリング解析に基づき、数か月以上の期間をかけて分析し、復号ツールを開発したという。
日本警察とユーロポールは復号ツールの有用性が実証されたとしており、ランサムウェア対策を国際的に展開する観点から実施したとのこと。
なお同捜査隊は今後、日本国内の被害企業に対して最寄りの警察署への相談を促し、復号ツールを活用して被害回復作業を行うことを予定している。
被害を受けた企業は、警察と協力してツールを活用することでデータの復旧が期待できるとされている。
【参考記事】
ランサムウェアLockBitによる暗号化被害データに関する復号ツールの開発について
https://www.npa.go.jp/news/release/2024/20240214002.html